お知らせです。当サイトの運営意義に、いろいろと疑問が生じてきてしまったため、これからサイトの無期休眠に入ります。

このサイトを運営してきて、今までも何度もそういう疑問に襲われてきたことはあったのですが、とうとう、今回大分それが深刻化してきてしまったので。

基本的に武田信玄びいき・勝頼母子びいきであると思われる、武田信玄関連のサイトの(そしてこれは研究系でも、おそらく同傾向でしょう。)中では、異端と言ってよい、私のようなスタンスの当サイトの運営の難しさに悩むことも、しばしばでした。

 

かなり長年に渡りこのサイトを運営し続けていても、私の主張がいまだに世に、ほとんど届いていないような気配や、関連電子書籍も、あまり売れていないことなどから考えても、これはやはり、私のサイトの内容に、ほとんど説得力とか魅力とかニーズがないということなのかと、判断させてもらいました。少なくとも、大半の観ている人々は、そう判断したということなのかなと。

 

 

しかし私だって何もいたずらに奇をてらって、信玄の妻達について、通説と違う主張をしているつもりでは、ないのですが。

あくまで、私なりの長年の調査と研究の結果として出た結論が、しばしば、結果として通説とは違う形になるというだけなのですが。

それに、そもそも、これまでの武田信玄の妻達についての通説自体が、本当に妥当なものであったのか?という、そういう懐疑の視点や再考の視点すらも、長い間、大勢の人々の間で、ほとんど存在しない傾向のように見えるのも、とても気になる点です。

しかも、この通説というものの中身だって、その多くは学説とも言えないような、ほぼ具体的根拠に基づかない憶測や世間の噂レベルの、ほとんど俗説に近いような感じですし。

 

それから、歴史について何か斬新な説を主張しても、受け入れられるのは、既に著名な研究者とか作家だけなのではないかと思いますし。

私のような無名の人間が何を言った所で、説得力なんて、ほとんど感じてもらえないのでしょうし。

やはり、何を言うかではなくて、誰が言うのかが、大事なのかなと。

実際にも、最近の記事でも少し触れていますが「おんな太閤記」や「朱なる十字架」、また「細川ガラシャ夫人」などの各フィクションで、北政所や細川ガラシャら、それまではそれ程大きく注目されていなかった彼女達の、それまでの評価を変えた作品を作ったのも、いずれも、既に当時著名な脚本家や作家達ばかりですしね。

無名の人間が、到底同じ土俵に立てると思うなよということなのでしょう。

 

それに、アクセスカウンターまでは付けていないとはいえ、おそらく、このサイトの一日のアクセス数も、それ程多いようにも、思えませんし。

ほとんどニーズのない情報を、管理人の私一人だけが懸命になって、これ以上発信し続けても、無意味かと。

 

正直、私自身のこれ以上の運営についての気力も持続力も、そろそろ尽きてきてしまいました。

これでも、これまでかなり苦労して、書くネタを長期に渡り、探し続けてきたつもりです。

しかし、当サイトで扱っている三条夫人が、これも史料がかなり限られている戦国女性の一人であるということ。また世間での三条夫人の扱いを巡る大きな変化の気配も、特に感じられないままであるということなどから、もういよいよ書くことも、尽きてしまったという感じです。

これ以上の運営持続に、何かと限界を感じています。

 

それに、やはり無名のインディーズ作家達の電子書籍は、日本ではほとんど売れないというのも、あらゆる人々の間で見解が、一致しているようですし。

また無名の電子書籍作家の人々の嘆きでよく聞くのも、売れるための導線(おそらく売れるための、きっかけという意味でしょう。)がないというのも、よく聞く言葉ですし。

今後、半永久的に、これ以上のサイトの更新を停止します。なおメールは、受け付けています。

それから、場合によっては、休眠からサイト閉鎖に移行する可能性も、大いにあります。私個人の限界を、何かと思い知らされた感じで、残念です。